消毒と除菌 どう違う?
コロナ禍になって3年目になりますが・・・
マスクや消毒液、様々な製品が世に出回りましたね。感染症予防対策の製品などで見かける『消毒』『除菌』といったキーワード。これらの用語の違いを理解できていますか?今さら…かも知れませんが、参考までにまとめておきたいと思います。
≪除菌≫ 菌やウイルスの数を減らす(清浄度を高める)こと
≪消毒≫ 病原性のある菌やウイルスを、感染症を防げる程度まで無毒化すること
≪殺菌≫ 病原性のある菌やウイルスを死滅させること
≪滅菌≫ すべての菌やウイルス、微生物を死滅させて除去すること
下にゆくほど強い表現(作用)になる訳です。
一方で、『抗菌』『制菌』という言葉がありますが、それは以下の通りです。
≪抗菌≫ 菌の増殖を抑制あるいは阻害すること (直接菌を殺したり取り除いたりする効果ではない)
≪制菌≫ 菌の活動を低下させ菌数を減少させること (抗菌をはるかに上回る効果があるとされる)
ちなみに、細胞分裂し自己増殖する細菌と違い、他の生物の細胞内に侵入し自分のコピーを増やすウイルスはそれ自体が細胞を持たないことから生物ではないと考えられています。ウイルスが変異するのは、どこかでコピーミスが発生していると言われているのです。
つまり、ウイルスに対しては 『 菌 』 に対する考え方とは少し違った発想や対策が必要なのかもしれません。
≪抗ウイルス≫ ウイルスの外部組織を破壊し、生物の細胞に侵入しても増殖させない作用
ちなみにさまざまな感染症は、粘膜むき出しの『目』からの感染も多いそうですからご注意くださいね。
フットワークの布マスクは、医療用ユニフォーム生地(制菌加工)を2枚重ねで縫製した製品です。